こんばんは!
ともよしです。
YouTubeチャンネルを
運営しはじめて
気になってくるのが、
BGMや効果音などの「音」です。
他の人のYouTube動画を観ていると
気づくことがあります。
YouTubeチャンネルが違って、
まったく違う動画なのに、
なぜかBGMが同じとか
よくあることだと思います。
もちろんBGMがかぶっても
著作権がたしかなら
何の問題もありません。
だけど、気になると
音にもこだわりたくなって
しまうものです。
YouTubeで動画を
魅力的に仕上げるために、
音楽と効果音の選び方は
意外と重要です。
「今までBGMを入れていなかったけど、
BGMを入れたら、
視聴者の反応がイマイチだった。」
「効果音を使いたいけど、
どこで探せば…でも面倒くさい」
そんなことを考えはじめた
あなたに向けて、
音素材の選び方から
おすすめのフリー素材サイトまで、
しっかり解説していきます。
■BGMと効果音の役割と基本的な選び方
○BGM(バックグラウンドミュージック)
の役割について
・雰囲気作り
動画の世界観を演出します。
明るいニュース系、
クールな解説系、
しっとり落ち着いたテイストなど、
BGM次第で印象は、
ガラリと変わります。
・テンポの緩急をつける
盛り上げたいシーンはアップテンポに、
説明メインや語りシーンでは
落ち着いたテンポに
一つの動画の中で
BGMをチェンジして
動画の流れを作ります。
・ブランド感を印象づける
あなたのチャンネルらしい
統一感を出すためにも、
BGMのジャンルや音色選びは重要です。
○効果音(SFX)の役割
・視聴者の注意を引くきっかけ
画面転換やテロップ表示など、
視覚と音を連動させると、
注目度が上がります。
視聴者さんの興味を
惹きつけることが出来ます。
・リアリティや没入感
ドアの開閉音、
紙をめくる音など、
内容に合わせた効果音によって
視聴者が情景を感じられます。
・動きにメリハリを
動きに効果音を加えることで
リズム感が生まれ、
テンポのある動画演出になります。
動画の“質”を高めるには、
ただ音を入れるだけでは
残念ながら不十分です。
■素材を選ぶときのチェックポイント
以下のポイントをチェックしましょう。
○著作権・利用許諾(ライセンス)
・CC0(パブリックドメイン)
著作権を持つ人が、
その著作物に対する権利を放棄し、
パブリックドメイン
=誰もが自由に使える状態
にすることを宣言したものです。
商用利用OK、クレジット不要。
一番安心して使えます。
・CC BY
「表示」を意味します。
このライセンスは、
著作物を利用する際に、
原作者のクレジットを表示すれば、
改変や営利目的での利用も許可される
最も自由度の高いライセンスです
ということで商用利用可ですが、
著作者名のクレジット表記が必要です。
・商用利用可(ロイヤリティフリー)
多くはクレジット表記が不要です。
ただし再配布NGなどの
制限がある場合もあります。
素材を使うにあたって、
商用利用OKか?
クレジット表記は不要か?
アレンジ可能か?
などを常にチェックします。
規約も変更することがあるので
必ず最新の規約をチェックします。
○音質とファイル形式 音質
(ビットレート・サンプルレート)
最低でも192kbps以上、
できれば320kbps。
ファイル形式は、
mp3やwavが主です。
mp3は軽量、wavは高音質ですが
ファイルサイズが大きく
なってしまいます。
用途に応じて選びます。
○適切な音量設定
ミックス時の音量調整が必要
BGMが大きすぎると
話し声が聞き取りにくくなります。
○ 雰囲気とテンポの一致
音楽ジャンルが動画の内容と
一致しているか?
料理系なら
爽やかで明るいBGM、
解説動画なら
集中しやすい
落ち着いたもの等。
動画の長さ・シーン数に
応じた構成になっているか?
長尺動画なら
展開に応じてBGMパターンを
変える工夫が有効です。
■おすすめのフリー素材サイト
それでは、
おすすめサイトを
紹介していきます。
〇 HURT RECORD
・特徴
BGM・効果音どちらもあり、
ロイヤリティフリー多数。
・おすすめの使い方
テーマ別構成となっている。
テーマが「雨」、「ありがとう」
などといったものもある。
wav形式で高音質の素材が手に入る。
・注意点
サイト内で
直感的に検索しづらい面がある。
公式のYouTubeチャンネルで
聞き流して気になったものを
選ぶのもあり。
〇 MusMus(ムズムズ)
・特徴
YouTubeやゲームなどの
BGMに適したオリジナル曲が豊富。
商用利用OKだが、
あくまで無料素材として提供。
著作権表示が必要。
著作権表示をせずに
使用する場合は、
代金を支払う必要がある。
・おすすめの使い方
ポップで軽快な曲が多く、
Vlogや日常系Youtuberに特に人気。
zip形式でまとめて
ダウンロードできるのも助かる。
YouTubeチャンネルの
再生リストも見やすい。
幅広いジャンルが欲しい場合は
他と併用するとよいでしょう。
○ DOVA-SYNDROME
・特徴
BGMから効果音まで豊富。
YouTubeで良く使われている
なじみのある曲が多い。
CC BYの素材も含めて
クレジット表記が
指示通りであれば無料。
・おすすめの使い方
楽曲の雰囲気タグ
(例:明るい、緩急あり)
で探せる。
効果音は細かくジャンル分け
されていて、探しやすい。
・注意点
クレジット表記の記述方法が
ややわかりづらいこともあるため、
表示例を必ず確認してください。
作曲者が個別に
利用条件を設定している
可能性があるので注意が必要です。
〇 YouTube Audio Library
・特徴
YouTube公式が提供している。
利用登録なし、
商用利用もOK。
音楽と効果音が
セットで使えて安心。
・おすすめの使い方
YouTube Studio内から直接
検索・試聴・ダウンロードが可能で
操作がスムーズ。
クレジット要・不要を
フィルターで
簡単に設定できるので
間違いがない。
・注意点
一般的なジャンルは揃っているが、
マニアックなジャンルや
個性重視のBGMは少なめ。
○効果音ラボ
・特徴
効果音で検索すると
一番目に表示される。
効果音はまず
効果音ラボで入手する
というほど。
・おすすめの使い方
欲しい効果音を
試し聞きして
ダウンロードして
すぐ使える。
・注意点
規約はいつ変更になるか
分からないので
常日頃からチェックして
おきましょう。
■素材の使い方の注意点と実践ポイント
○ ダウンロード前の確認フロー
ライセンス確認をします。
商用利用はOKか?
クレジット要か不要か?
音質確認をします。
ビットレートは?
wav/mp3どっち?
用途確認をします。
動画のどのシーンで使うのか。
(導入、テロップ、エンディングなど)
〇 効果音の編集テクニック
短めカット&フェードイン/アウト
パッと使って不要な余韻をカットします。
音声とのバランス調整をします。
効果音はできるだけ短くて
小さめにすると自然になります。
ステレオ配置として、
左右にパンニングをつけて
臨場感を演出すなど
工夫をしてもよいでしょう。
〇 BGMのループとカット編集
シームレスループ:
ループ再生でも
音が途切れない素材を選ぶか、
自分で
クロスフェード処理をして
動画の最後まで
自然に聞こえるようにします。
フレーズ切り出し:
長い曲から良いフレーズだけ
抜き出して使いやすくします。
エンディング用の音楽変化:
動画の締めの箇所で
音調やテンポを変えることで
「終わりらしさ」を演出します。
〇 クレジット表記方法
(CC BYの場合)
動画の概要欄や、
動画内(小さく画面の片隅)に
以下を記載しておくと安心です。
BGM: 曲名 – アーティスト名
提供:サイト名
〇 メタ情報付与
メタ情報を素材に付与することで
管理しやすくなります。
例:#BGM #明るい #アップテンポ #CCBY
#サイト名 #日付 #動画情報等
Premiere ProやDaVinci Resolveでは、
素材を整理するために
タグ別フォルダを
作っておくと便利です。
■まとめ
最後に、
YouTube動画は、
映像と音の調和が重要です。
「なんとなくBGMつけてる」
ではなく、
動画の流れや
視聴者の感情に寄り添って
音を選ぶことで、
動画の印象は大きく変わります。
ぜひ明日から、
または今日からでも
BGMや効果音を
意識してみてください。
あなたのYouTubeチャンネルに
音の魔法をかけて、
視聴者さんに
なんとなく心地よい
状態を届けてください。
それではまた!
ともよし