こんばんは!
ともよしです。
YouTubeチャンネルを運営していると、
「いかに新しい視聴者を呼び込むか」に
つい目がいきがちですが、
実はリピーターを増やすことこそが、
チャンネルの安定成長を支える
真のエンジンになります。
一度しか来ないお客さんよりも、
何度も訪れてくれる常連客の方が
売上(視聴時間や広告収益、
メンバーシップ加入率など)
への貢献度が圧倒的に高いからです。
では、どうすれば「また来るよ!」
と言ってもらえるのか。
ここからは、自分のチャンネルや
僕が実際にアドバイスしてきたチャンネルで
効果を実感した具体策を、
余すところなくお伝えしていきます。
まずはシリーズ化による
「次回予告マジック」
単発の動画をいくつも投稿するより、
一つのテーマを5回、10回と
分割した連載形式にすると、
視聴者さんは次回の配信を
待ち遠しく感じます。
例えば「カット編集超入門」シリーズなら、
第1回で基本操作を学び、
第2回でスピード感を演出するコツ、
第3回でBGM選定の極意……
と細かく切り分けることで、
各回の終わりに必ず
「次回はこんなトピックを扱います」
と告知できるので、
視聴者の脳内に“つづく”
という期待感が植え付けられます。
実際に僕のチャンネルでは、
シリーズ動画の
第1回を視聴した人のうち半数が
第2回をクリックして視聴していました。
次に、冒頭&終盤での二段構え予告です。
YouTubeに来る人は
スマホ片手に片手間視聴していることが多く、
視聴開始後すぐに
他のアプリに移ってしまいがち。
そこで、動画の開始1分以内に
「本日は◯◯を公開しますが、
後半ではさらに使える裏技も用意しています!」
と最初に強烈なフックを仕掛け、
視聴者の興味をグッと引きつけます。
さらに、最後の30秒で
「ここまで見てくれてありがとう!
次回は◯月◯日に新作を公開するので、
ぜひまた来てくださいね!」
と繰り返すことで、
少なくとも二度、視聴者さんに
「また次も見たい」
「また見てもいいかも」
という印象を与えられます。
そして、プレイリスト活用による
自動連続再生。
チャンネル内にテーマ別
プレイリストを作成し、
10~15本程度の動画をまとめておくと、
視聴者は動画を選ぶ手間が省け、
自動再生でボタンを押さなくても
連続して視聴できる環境が整います。
例えば「YouTubeチャンネル運営講座」
というプレイリストを作り、
各回を1~15まで番号付きで用意すれば、
「ステップ1」「ステップ2」という
視覚的なナビが機能し、
迷わず次の動画に進むお膳立てが整います。
実際に僕が試したところ、
プレイリスト導入前と後で、
平均視聴セッション数、
視聴時間ともに延びています。
加えて、
コミュニティタブ&SNS告知による
情報の先出しも効果的です。
動画公開直前に
YouTubeのコミュニティタブや
X(Twitter)、Instagramなどで
ティーザー写真やショート動画を投稿し、
「最新動画は明日20時公開!」
と告知すると、
リマインダーを
設定してくれる視聴者が増えます。
告知投稿に、
撮影の裏側写真や
NGシーンを少しだけチラ見せすることで、
「どんな失敗があったんだろう?」と
好奇心を煽り、結果として
公開直後の再訪率が向上します。
視聴者参加型コンテンツも
リピーター育成に効果があります。
コメント投稿を募集し、
その中から質問をピックアップして
回答するQ&A動画を作れば、
コメントした本人はもちろん、
同じ疑問を持つ視聴者さんにも
「参加したい」という
モチベーションが生まれます。
また、YouTubeのアンケート機能を使って
「次回のテーマはどっちがいい?」
と投票を呼びかけると、
視聴者さんが自分事として
企画に関わってくれるため、
結果としてリピート視聴率がアップします。
コメントを紹介された視聴者さんは
どんどんコメントをくれるようになります。
さらに、固定配信スケジュールを
確立することも重要です。
「毎週水曜20時に新作配信」と明言すると、
視聴者さんはその時間を
スマホ前に空けて待機してくれます。
そこまでいかなくても
なんとなく20時を過ぎると
チャンネルをチェックしてくれる
ということは期待できます。
習慣化の力は強力で、
人は日々のルーティンに組み込まれた行動を
やめにくいものです。
また、冒頭の強力なフックについても、
具体的に掘り下げましょう。
たとえば「この動画を最後まで見れば、
編集速度が2倍になる5つの裏技を伝授します!」
というフレーズは、
「なぜ2倍なのか?どんな裏技なのか?」
という疑問を視聴者の心に生み出します。
この瞬間、視聴者さんは
続きを知りたいという強い動機を抱き、
離脱しにくくなるのです。
YouTubeアナリティクスを見ると、
このようなフックを導入した
最初の10秒間の視聴維持率の
変化を見ることが出来ます。
アナリティクスでの数値分析も、
リピーター対策で絶対に欠かせません。
再生回数だけでなく、
「視聴維持率」「平均視聴時間」
「離脱ポイント」
「インプレッションからのクリック率」など、
多角的にデータを見ていきましょう。
例えば、ある動画の3分20秒付近で
50%の視聴者が離脱している場合、
そこにテンポの緩みや
説明の冗長さがある可能性大。
そこを1分半に短縮し、
BGMやカットを駆使して
テンポを改善することで、
離脱率が改善したケースもあります。
数字の声に耳を傾け、
仮説→検証→改善
を繰り返すことで、
長期的にリピーター率を引き上げられます。
クロスプロモーションも
忘れてはいけません。
動画内カードリンクや
終了画面で関連動画を案内し、
自チャンネル内の回遊を促します。
さらに、同ジャンルのクリエイターと
コラボレーション動画を制作すると、
お互いの視聴者にリーチでき、
win-winの効果が得られます。
視聴後のフォローアップも、
忘れずに設計しておきましょう。
動画視聴を終えた視聴者に
「もっと詳しい解説はブログで公開しています」
「質問があればLINE公式へどうぞ」
といった次のアクションを提示することで、
別のプラットフォームへ誘導しつつ
再接触のチャンスを増やせます。
リピーターを増やすための施策は以上の通りですが、
最も大切なのは「視聴者と信頼関係を築く」
というマインドセットです。
どんなに高度なテクニックを駆使しても、
視聴者から「また会いたい」
「このチャンネルなら間違いない」
と思われる信頼感が伴わなければ、
一時的に数字が伸びただけ
ということになりかねません。
逆に、視聴者の声に耳を傾け、
真摯に対応し続けることで、
自然とリピーターは増えていきます。
今日ご紹介したものを、
すべて一度に完璧に
実行する必要はありません。
まずは自分のチャンネルの
課題に合わせて優先順位をつけ、
できることから一つずつ
改善してみてください。
小さな変更の積み重ねが、
半年後、一年後には
大きな成果につながります。
あなたのYouTubeチャンネルに
“帰ってくる視聴者さん”
の波が押し寄せますように!
それではまた。
ともよし